2008年7月16日水曜日

リードの仕込みご紹介

こんばんは。

先日仕込んだリードがなかなかよい具合に乾燥してきました。


このやり方は、12歳のとき先生から教わり、以後ずっと続けている方法でして、

お役に立つか分かりませんがご紹介してみます。

シングルリード既製品をお使いのかたは是非お試しください


◎やりかた

1日目

 1)封をあけ、流水で苦い粉をおとし水にさらす

 2)水を切り、ほんの少しそっと鳴らしてみる

  この段階で1箱10枚中

  S・奇跡のリード(ほぼ無し。数箱中1枚)

  A・よいリード(1枚あるかないか)

  B・調整すればよさそう(2~4枚ほど)

  C・調整して練習用(5~6枚)

  D・どうにも駄目そう(2枚ほど)

だいたいこのような順番でガラス版に並べ乾燥させる。

よいリードは、ルックス(皮の縞模様や繊維のキメ)や口当たりがよいことが多い


2~3日目

 水にさらし、ほんの少し鳴らし、乾燥

4~5日目

 水なしでなめて鳴らす、様子を見ながら少しずつ吹く時間を延ばしてみる

6日目くらいから

 リードの個性をみつつカッターや鑢を入れて調整。

 ほどよく小慣れたものからケースに移し日常的に使いはじめ、

 しばらくの間は細かく手をくわえながら、ゆっくり乾燥を進めます。


リードは生き物で、お天気や湿度で毎日状態が変わります。

吹き進めるうちBがAになることもある、逆にAがBになってしまうこともある。

CがAになることもよくある。

まれにDがよくなることもあり、嬉しいことです。







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